ブロッコリーの歴史

ブロッコリーの歴史

ブロッコリーは、植物学的にアブラナ科・アブラ属の仲間に分類されている野菜です。
普段、私たちが食べているブロッコリーは、主につぼみの集まった花蕾と花茎。
見た目からの印象が異なりますが、ブロッコリーはキャベツの仲間なんです。
味から連想できるかもしれませんが、意外だと思った人も多いのではないでしょうか。
ブロッコリーの歴史は、似たような形状をしたカリフラワーが原種とされています。

ブロッコリーの特徴は、濃い緑色と冠の形をした独特の形状です。
この外見から命名されたのが『モドリハナヤサイ』といいます。
原産地は地中海東部の沿岸地帯と考えられており、形状も現在の物とは多少違っていたようです。
イタリアでは古くから好んで食べられていた野菜の一つで、ローマ時代から食卓に並んでいたようです。

古くから食べられていた野菜ですが、広く栽培され世界的に有名になるのは第二次大戦後のことです。
今でこそブロッコリーを健康のために食べているアメリカ人も、この頃から食べ始めたようです。
歴史は古いですが、浸透したのは比較的に新しいようです。

そんなブロッコリーですが、癌予防のスルフォラファンが発見されたのはつい最近です。
食生活の欧米化に伴い、癌や生活習慣病にかかる人が多くなり、改めてブロッコリーなどのアブラナ科に含まれるスルフォラファンの力が必要になっているようです。
ブロッコリーにはこんな歴史があるのです。