3日間継続するスルフォラファンの効果

活性酸素の働きを阻害することを、抗酸化作用といいます。
抗酸化作用の強い栄養素にビタミンCやビタミンE・カロチンなどがあります。
これらの栄養素の特徴は、活性酸素を直接攻撃して無害化するところにあります。

ビタミンCの場合は、レモンなどから摂取すると体内で活性酸素の無害化が開始されます。
しかし、どんなに多く摂取しても数時間のうちに消費されるか、多く取り過ぎた分は尿に溶け出して体外に排出されてしまいます。

ビタミンCが体内に存在しているうちは、活性酸素を攻撃してくれますが、消費されてしまえば、その効力はありません。
したがって、レモンなどから活性酸素を攻撃・無害化するには、一日に何度も摂取する必要があります。

これに対してスルフォラファンの効力は、3日間継続して続きます。
スルフォラファン自体は摂取した後にすぐに消えてしまいますが、これにより活性化したフェーズ2酵素の働きは3日間続きます。
この間、ずっと強い解毒作用を発揮してくれるのです。

毎日ブロッコリーやスプラウトを食べるのは無理でも、3日に一回で効果を得ることができるのです。
このように同じ活性酸素を除去するビタミンCとスルフォラファンは、効果の継続時間に差があるのです。